校長挨拶

本校は、明治17年(1884年)に全国で7番目の商業学校「赤間関商業講習所」として開校されて以来、今年で137周年を迎える山口県内唯一の市立商業高校です。卒業生は本年度末で3万人を超え、県内はもとより国内外の各界・各方面において有為な人材として活躍しておられます。本校には校訓に代わる精神として、①建学の精神である「善良の商賣」、②明治38年度から使っている歴史あるクラス名「仁」「義」「礼」「智」「信」「浄」の心、③校歌の歌詞を、それぞれ伝統的に大切にしています。

本年度、全日制課程については全学年とも商業科4クラスと情報処理科1クラスという編制です。また、定時制課程は、現在の4年生が卒業する本年度末をもって昭和27年に設置されて以来の70年という、長い歴史を閉じることになっています。いずれの課程、科においても、それぞれの特色を生かしながら、「就職も進学も強い 元気下商 ―未来に富める人づくり―」という「めざす学校像」の実現に向けて様々な取組を進めています。その成果として、昨年度は、就職についてはコロナ禍というたいへん厳しい情勢にもかかわらず、年内に就職率100%を達成できました。進学については、国公立大学への19名合格(2020年度は21名)をはじめ、私立大学についても指定校推薦枠等を活用して、それぞれ志望校への合格を果たしています。

下商では、日々の実践の中で「凡事徹底」を重視し、「進んで挨拶をする」「掃除を徹底する」「時間・約束を守る」「服装・身なりを整える」という4つをその柱としています。挨拶や服装、礼儀などについては、これまでも地域の皆様から高い評価をいただいてきたところですが、改めてこれらを徹底したうえで、これからの社会で求められる「前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力」といった「社会人基礎力」を育成していきたいと考えています。

また、本校は商業高校として、社会の変化に対応する商業教育の充実に努めています。その中で、進路実現や将来の仕事に役立つ様々な資格の取得にも力を入れており、昨年度は全商検定1級8種目合格を含め、3種目以上に44人が合格しました。

本校は日商簿記検定にも力を入れており、本年度で8年目となる高崎商科大学との高大連携「Haul-A(ホール・エー)プロジェクト」等の取組の成果として、これまで15名が最難関とされる日商簿記検定1級に合格し、加えて税理士試験では科目合格者が8名、さらに本校在学中に公認会計士試験の短答式に1名、本校卒業の大学生が論文式に4名が合格するという、全国でもトップクラスの実績を残しています。

部活動、生徒会活動、学校行事等においても、生徒の幅広い人間力の育成をめざしています。運動部では、陸上競技部や女子バドミントン部が県大会等で上位進出を果たしました。文化部では、美術部が山口県高等学校総合文化祭美術・工芸部門で優秀賞を受賞しました。商業系の部活動では、秋季山口県高等学校商業教育実技競技大会において、珠算・電卓や情報処理の多くの部門で1位や2位となりました。これに加えて、情報処理部の生徒が、昨年10月に行われた情報処理技術者試験の応用情報技術者試験に合格するという、中国地方の高校生としては唯一、また本校では初となる快挙を成し遂げました。

国内外の姉妹校との交流も積極的に行っています。昨年度は新型コロナの影響で相互訪問は中止となりましたが、鹿児島商業高校、韓国・釜山のケソン(開成)高校とは、長年にわたって交流を行っており、さらに、平成29年度はトルコ・イスタンブールのカバタシュ高校と、新たに姉妹校の盟約を結びました。

コミュニティ・スクール制度は、導入から本年度で5年目となり、学校運営協議会の委員の方々から御意見や御協力をいただき、「下商と下関をさらに元気に」をテーマに「地域とともにある学校づくり」を進めています。これからも、下関市の商業高校として、地域との連携の広がり、深化を模索していきたいと考えています。

今後、教育活動をさらに充実させ、生徒の成長や進路実現を教職員一丸となって支えていきたいと考えておりますので、皆様方の一層の御支援御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和3年4月1日
下関商業高等学校 第35代校長 久保田 力哉

 

 

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