校長挨拶

本校は、明治17年(1884年)に全国で7番目の商業学校「赤間関商業講習所」として開校されて以来、今年で136周年を迎える山口県内唯一の市立商業高校です。卒業生は3万人に迫り、県内はもとより国内外の各界・各方面において有為な人材として活躍しておられます。本校には校訓に代わる精神として、①建学の精神である「善良の商賣」、②明治38年度から使っている歴史あるクラス名「仁」「義」「礼」「智」「信」「和」「浄」の心、③校歌の歌詞を、それぞれ伝統的に大切にしています。
本年度、全日制課程については、3年生は商業科5クラスと情報処理科1クラス、1・2年生は商業科4クラスと情報処理科1クラスという編制です。また、定時制課程については、二部制定時制高校の下関双葉高校が開校したことに伴い、昨年度から生徒募集が停止となり、3・4年生が商業科1クラスずつとなっています。いずれの課程、科におきましても、それぞれの特色を生かしながら、「就職も進学も強い 元気下商―生徒が主役の学校づくり・未来に富める人づくり―」という「めざす学校像」の実現に向けて様々な取組を進めています。
下商では、日々の実践の中で「凡事徹底」を重視し、「進んで挨拶をする」「掃除を徹底する」「時間・約束を守る」「服装・身なりを整える」という四つをその柱としています。挨拶や服装、礼儀などについては、これまでも地域の皆様から高い評価をいただいてきたところですが、改めてこれらを徹底したうえで、これからの社会で求められる「前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力」といった「社会人基礎力」を育成していきたいと考えています。
また、本校は商業高校として、社会の変化に対応する商業教育の充実に努めています。その中で、進路実現や将来の仕事に役立つ様々な資格の取得にも力を入れており、昨年度は全商検定1級3種目以上に56人が合格しました。また、日商簿記検定にも力を入れ、本年度で7年目となる高崎商科大学との高大連携「Haul-A(ホール・エー)プロジェクト」等の取組の成果として、これまで計15名が最難関とされる日商簿記検定1級に合格するという全国でもトップクラスの実績を残しています。さらに昨年度は、本校卒業の大学1・2年生2名が公認会計士試験(論文式)に合格し、本プロジェクト参加者から初めて公認会計士の合格者を輩出することができました。
部活動、生徒会活動、学校行事等においても、生徒の幅広い人間力の育成をめざしています。部活動では、昨年度は、剣道部、陸上競技部、珠算・電卓部、ワープロ部、情報処理部、簿記部、美術部が県代表として全国大会に出場、出品しました。その他、春季山口県高等学校商業教育実技競技大会で、珠算、ワープロ、情報処理、簿記の全ての競技で全国大会に出場するという、本校初の快挙を達成しました。
国内外の姉妹校との交流も積極的に行っています。鹿児島商業高校、韓国・釜山のケソン(開成)高校とは、長年にわたって相互訪問等の交流を行っており、平成29年度は、トルコ・イスタンブールのカバタシュ高校と、新たに姉妹校の盟約を結びました。
また、コミュニティ・スクール制度を導入して4年目となり、学校運営協議会の委員の方々から御意見や御協力をいただき、「下商と下関をさらに元気に」をテーマに「地域とともにある学校づくり」を進めています。これからも、下関市の商業高校として、地域との連携の広がり、深化を模索していきたいと考えています。
今後、教育活動をさらに充実させ、生徒の成長や進路実現を教職員一丸となって支えていきたいと考えておりますので、皆様方の一層の御支援御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和2年4月1日
下関商業高等学校 校長 久保田 力哉

下関商業高等学校WEBページ
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