校長挨拶
下関商業高等学校のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。
本校は、明治17年(1884年)に全国で7番目の商業学校「赤間関商業講習所」として開校され、昨年創立140周年を迎えた歴史と伝統のある山口県内唯一の市立商業高校です。
この間、卒業生は3万人を超え、地元下関市はもとより県内外の各方面において活躍しておられます。
本校では、①建学の精神である「善良の商賣」、②明治38年から用いているクラス名「仁」「義」「礼」「智」「信」の心、③校歌の歌詞 の三つを校訓に代わる学校運営の指針としています。
現在、地域や地元企業・大学等と連携・協働した実践的・体験的な学習活動や資格取得に向けた専門的な学び、さらには部活道等を通して、郷土に誇りと愛着をもち、社会に貢献し、経済社会の持続的な発展を支えるビジネスのゼネラリスト、スペシャリストの育成をめざした教育活動に取り組んでいます。
教科商業に関する特色ある取組としては、起業家精神の醸成に向けて、模擬株式会社の設立から資金調達、企業との仕入交渉、販売までを行う「下商チャレンジショップ」や、在学中に高度難関資格である日商簿記検定1級合格をめざす「日商簿記1級プロジェクト」等があります。昨年、プロジェクトに挑戦していた3年生の中には、税理士試験(科目:簿記論、財務諸表論)に合格した生徒もいます。
また、昨年度の進路状況については、早い時期に就職内定率100%を達成するとともに、進学では、下関市立大学をはじめとする国公立大学合格者26名に加え、私立大学及び上級の専門学校に多数の卒業生を輩出するなど、確かな実績を残しています。
今後も教育活動のさらなる充実を図り、「下商に入学してよかった」「下商で学びたい」と思える学校づくりを進めてまいりますので、皆様の一層の御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年4月1日
下関商業高等学校 第37代校長 矢上 博