商業教育

本校で学ぶ商業科目

本校では、1年次にビジネス基礎、簿記会計、情報処理を全生徒が共通して学び、2年次からは会計コースは会計分野、情報コースはビジネス情報分野、地域連携コースはマーケティング分野、経営コースはマネジメント分野の科目を中心に学びます。また、選択科目として、他の分野の科目の一部を学ぶことも可能です。

商業教育で育まれる能力

簿記会計能力

今日の経済社会はダイナミックに動いていているため、あらゆる企業が、適切な会計処理を行い経営における意思決定に活用し、利害関係者へ会計情報を提供できる能力(簿記会計能力)のある人材を、今まで以上に求めています。本校では、在学中に大学生でも難関とされる日本商工会議所の簿記検定1級(日商1級)に合格し、卒業後に公認会計士として活躍している卒業生もいます。

情報処理能力

恵まれた設備をフルに活用し、ICTの進歩に対応できるよう基礎から高度な内容に至る専門的な情報処理教育を推進しています。ワープロや表計算ソフトの操作、インターネット技術を利用したWebページ・Webアプリケーションの制作、プログラミングの学習、情報通信ネットワークや情報システムの構築など、実際の企業活動を想定し、高度情報社会をリードできる人材の育成に努めています。

ビジネスマナー

信頼される職業人を育成するため、ビジネスマナーや規範意識を身に付けさせることに力を注いでいます。ビジネスに対する心構え、身だしなみ、電話の応対、言葉遣い、接遇マナー、責任感、協調性などについて、日常の学校生活や学習を通して身に付けていきます。また、インターンシップや企業との連携、地域活動などを通して、体験的かつ実践的に学んでいます。

マーケティング力

今日の企業活動においては、消費者のニーズを的確に把握し、お客様に喜んでもらえる商品やサービスを提供することが、最も重視されています。市場調査の方法、消費者行動の分析、広告や販売促進について学習し、顧客満足実現能力の育成に努めています。こうした学習の基礎の上に立ち、授業や部活動で、高校生の豊かな感性を活用した商品開発にも取り組んでいます。

経済を読み取る力

企業は商品やサービスを生産・販売し、人は働いて得た収入でそれらを購入し生活しています。今日、このような経済活動は、地域規模で相互に結びつき、グローバル化が進展し、複雑で高度なものとなっています。あらゆる社会生活の基盤をなす経済活動の仕組みや企業活動における経営資源などについて、具体的な事象を取り上げ、現在および将来の経済社会の動向を読み取る力を身に付けます。

コミュニケーション能力

現代社会を生きる上で、コミュニケーション能力は大変重視されています。企業が求める人材は、協調性や社会的常識のある人、コミュニケーション能力がある人です。本校では、ビジネス教育やキャリア教育など、様々な場面でコミュニケーション能力の育成に努めています。また、グローバル化が進展する社会に対応できるよう、外国人講師の活用によって、語学力も高めています。